◆伝統文化・風習◆
江戸時代から継承している湊神社秋季例大祭は、播州の屋台練りとして10月13日・14日に執り行われる町内の一大行事です。
また、正月のとんど祭り、7月の輪抜け祭りなど次世代に伝承してきました。
湊神社秋季例大祭の看板
(山電的形駅北駐輪場前)
平成28年9月、地区住民に地域の資源の魅力や価値を伝えることで、地元に対する愛着と伝統を継承しようとする意欲を掻き立て、地区住民の団結力、地域力の向上を目指し、また他町からの来訪者にもこの地区の魅力をPRするため設置しました。
(姫路市地域夢プラン継承事業補助金対象)
◆まとがた屋台蔵めぐり◆
秋季例大祭を前にして屋台の飾りつけ準備している9月中旬から下旬の休日に、6町(大鳥以外)の屋台蔵めぐりを開催、健康維持、スタンプラリー、ご当地クイズ大会等各世代間の交流と地域住民の連帯感の熟成、各町の宝である播州祭り屋台を再認識し、後世への文化伝承を推進するため、毎年開催しています。他町の方の参加も歓迎します。行程は町内約6キロのコースを2時間かけて回ります。
まとがた屋台蔵めぐりチラシ
◆とんど祭り◆
的形のとんどは、小正月(1月15日)に行われていましたが、最近では地区により1月の休日を選んで行っています。田んぼや広い空き地、神社の境内では、数日前から地区役員や青年団が青竹を組み、やぐらを造り藁を編んで腰巻にして巻きます。上部には、縄で太鼓を造り紅白ひもでツツミにします。恵方の向きに日の丸扇を飾る地区もあります。どんど焼きでは、各家庭の正月飾りや子どもたちの書き初め、お守りやだるまなどを燃やします。
地域によっては左義長(さぎちょう)とも呼ばれ、もともと平安時代の宮中行事で、正月15日の夜に正月飾りや御札などを炊き上げるものでした。青竹を束ね毬杖(ぎっちょう)3本を結び、その上に扇子や短冊などを添えて、陰陽師が謳い、はやしながら焼いていたとのこと。これが民間にも広く伝わり、今のどんど焼きに至るという説があります。
ご近所が集まって何かするという機会が減ってきている昨今、どんど焼きのような行事は非常に貴重となっています。
今年は新型コロナウイルス感染症の関係で中止となっているところもあるようですが、是非、年神様を見送る機会でもありますので
近くのどんど焼きに参加してみてはいかがでしょうか。それでは、的形町内のとんどをいくつか紹介いたします。
小島地区(湊神社境内)
宮司のお祓いの後とんどに火を入れます。
北山河地区(休耕田)
とんどの火入れです。よく燃えています。
的形こども園(令和3年)のとんどです。
祭りのしで竹を飾っています。
的形こども園(令和2年)
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