◆取り組んでいる事業◆

1 国道250号線からの進入道路建設

 令和2年度から的形まちづくり協議会の専門委員会を2回開催して、国道250号線から北地区へ進入できる道路の建設を、姫路市と具体的なすり合わせを行っております。

 的形町は昔からの街並みでその分狭わい道路が多くあり、車の通行に苦慮しています。特に国道250号線からの北側への進入できる道路は的形駅方面への1本しかなく回遊できない状況であり、市道10号線を国道250号線まで延長するというものです。

 この道路事情を解消するため、ローソン的形店の東100m付近から北方面にアクセスできる道路が必要不可欠ですので、早期の道路建設を姫路市に要望しています。

 右側道路が国道250号線です。白いガードレールと電柱があるところに的形川が流れています。この部分に道路を建設する計画です。

 小島公民館西の市道10号線を南進し、

的形川を暗渠化、道路として整備して、国道に接続する案を検討しています。

 令和4年度に姫路市が河川の断面、周辺敷地などの現況調査、河川の流量確保を考慮し計画図面を作図したが、暗渠化による道路の活用は困難であると判断することになった。



2 山電的形駅周辺整備事業◆

   (1) 的形駅バリアフリー化の早期実現に向けて

 山陽電鉄的形駅は、

 下り線ホームへは7段の階段を上がる。

 ②神戸方面へ向かう上りホームへは37段の階段を上がり30mの跨線橋を渡る

 この駅には、エレベーターやエスカレーターは設置されていないため、階段で昇降しておりますが、高齢者、障害者及びベビーカーを

使用する方には相当な負担となっています。

 一昨年、この跨線橋の階段を昇降中の高齢者が転倒して、肩骨折及び頭部打撲による硬膜下血腫になるという事案が発生するなど、早急に対応すべき状況ではないかと思料されます。

 この現状は、「まとがたアンケート」の結果でも35%弱の方が交通手段に不満を感じております。上ホームに改札を設け、ホームへのスロープを設置することで解消されると考えます。しかし、1日の乗降数が2,000人未満の駅(的形駅は1,650人)のバリアフリー化工事の時期は決まっていない状況です。

 本協議会では、令和2年度中に専門委員会を2回開催し、姫路市及び㈱山陽電気鉄道と協議していますが、工事時期については不透明です。令和6・7年度を目途に駅のバリアフリー化工事が実現できるように姫路市及び㈱山陽電気鉄道に要望しておりますが、令和3年3月に姫路市鉄道駅周辺整備プログラムの第2版が公表され「的形駅のバリアフリー化は令和8年度以降に検討する」となっております。

 的形地区住民の悲願であります本工事に対して姫路市及び山陽電鉄には届いていないということになります。

 協議会としては、今後も姫路市及び山陽電鉄に早期着工に向けて強力に要望してまいります。

(2) 駅前ロータリーの設置について

          的形駅前には送迎スペースがなく、その上駅に隣接する道路が狭隘です。駅北の空地を活用したロータリー設置を要望しています。


(3)  姫路市・山陽電鉄の整備方針について

   令和5年10月29日(日)に当協議会が主催して「的形駅周辺整備事業概要説明会」を姫路市及び山陽電鉄(株)の職員をはじめ

  39人が出席して開催しました。


     そこで、上記(1)(2)の課題の解決のため、姫路市及び山陽電鉄(株)より整備方針が示されました。

   「令和7年度に工事着手し、令和9年秋に完成を目途とする。」との説明がありました。これに伴い集約版のチラシを町内

  に回覧し、掲示板にも掲出しました。当協議会は、引き続き工事完成の早期実現に向けて要望してまいります。

完成予想図のチラシ


(3)  姫路市鉄道駅周辺整備プログラムについて

   令和6年1月に、鉄道駅周辺整備プログラムが見直されました。的形駅の構内外バリアフリー化及びロータリーの設置の着手予定時

  期が令和3年度から令和7年度に改正されました。

   令和6年度、姫路市においてローターリ設置場所土地の取得に向けた協議及び詳細設計を行う予定となっております。


3 的形消防分団詰所建替え

 現在の詰所ですが、コンクリートブロック造り1階建てのため敷地面積は約130㎡あるが、作業面積は15㎡程度しかなく、国道250号線の歩道を利用して作業を行っておりますが、交通量も多く、団員の安全管理ができない現状であります。また、歩行者の障害となり、苦情を言われるこが多々あります。

 まちづくり協議会としても、活動空地を有した移転先を確保し、早期の建替えを実現したいと考えおり、的形公民館北側市所有地の一角を移転先の候補として姫路市に要望しており、令和3年度に詰め所の詳細設計を行い、令和4年度建設予定となっております。


 手前が国道250号線です。活動空地は西側コンクリート部分のみです。

 車庫面積も狭く、消防車を収納した状態での歩行に困るぐらいです。



令和5年3月19日的形分団詰め所建替え完成

(的形公民館北側市有地)



4 播磨臨海地域道路建設に係る要望

 昨年6月29日第4回近畿地方小委員会において、内陸・加古川ルートが決定されいよいよ本格的に詳細ルート及び構造が検討されることになると考えます。当地においても本道路及び播但有料道路の高架、切下げ工事が予想されますが、これにより住民の生活環境が低下することがないよう①防災対策②公害対策③側道及びアクセス道路の設置④ランプの設置を要望いたしました。

第28回近畿地方小委員会(令和2年6月29日開催)配布資料「第4回計画段階評価」一部抜粋


5 的形朝市

 的形まちづくり協議会が支援して、平成30年に「的形朝市の会」を立ち上げ、新鮮な地元野菜、果物、生花などを「的形朝市の会」会員である生産者が持ち寄り、お安く提供しています。ぜひ一度ご来場ください。


6 的形19号線国道250号線交差点拡幅

 的形公民館前市道19号線の国道交差点の拡幅については、多数の方から要望があるため、地元並びに姫路市と協議、調整を図って行きます。令和4年度に、地権者との協議が不調に終わり、現在は保留状態です。今後、道路拡張用地の確保に向けて推進いたします。 

市道19号線側から見た国道との交差点

国道250号線から見た市道19号線との交差点



7 的形の浸水対策について

(1) 令和4年度に、仮屋東地区の地下貯水池を拡大し、ポンプ能力の向上を図り、的形東川への排水を速やかにした。 

(2) 的形町の浸水対策については、姫路市下水道整備課が担当して計画的に実施しているところですが、小島地区の雨水処理が未完で

 あり、市道19号線及び10号線に接道する道路の冠水で中々対策ができない状況です。19号線については、道路保全課に排水路

 の増設を要望しており、施工方法は決まっているが今だ工事に至っていない状況です。


通常の道路

浸水状況


◆令和4年度事業計画◆